北海道胆振東部地震で札幌在住で体験したこと

北海道胆振東部地震から一か月が経ちました

一か月が経ったというのに未だにまだ札幌でもちょこちょこ揺れを感じます

10/5の午前8:59にはスマホの緊急地震速報がまたなりましたが、札幌では震度2や3くらいでした

なぜ震度3くらいでなるのやら・・

心休まらない日々が続いています

「札幌には大きな地震は来ない」なんていう、何の根拠もない話を今まで聞いた事がありましたが大嘘でしたね

もうこれは日本全国どこで地震がおこってもおかしくないんじゃないでしょうか?

多くの人が万が一の備えをしていれば、混乱も少なくて済むんじゃないでしょうか

そんな考えから、今回の地震で身の回りでは何が起きていたかをお伝えしようと思います

明日は我が身と思い、地震が来なかった地域の人にも備えをして欲しいと思います

2018年9月6日3時7分

その日はちょうど旦那さまがお仕事で家にいなかったので、4か月の子供と猫のルチヲくんとsattの3人で家にいました

枕元に置いてあったスマホから緊急地震速報が大きな音でなりました

びっくりして布団の上に上半身を起こした状態で座っていましたが、段々と激しくなってくる揺れに恐怖を感じました

時間も時間なので半分寝ぼけていましたが、リビングに置いてある食器棚がガタガタと音を立てて倒れるんじゃないかと心配になり目が覚めてきました

スマホ以外にもガスの警報機が大きな声で「地震です!地震です!」と言っていてそれもびっくりしました

まずはテレビを付けようと起きましたが、そうだ子供は?と思って見るとスヤスヤ眠っていました

4か月だと普段ゆらゆらされて眠りについているので、揺れてるとより深い眠りにつけるのかしら?なんて思いました

とりあえず子供が怖い思いをしなくてよかったです

テレビをつけてしばらく見ていましたが、気がつくと手に汗をかいて微かに震えていました

余震も続いていたし、何とも言えない大きな恐怖を感じている自分に気がつきました

親戚や旦那さまからLINEが来て安否確認をしました

いつまでもテレビを見ていてもしょうがないので寝ようと思って布団に入ったのですが、そうだ猫は?と思い探し始めました

いつも寝ているキャットタワーの上には見当たらず、よく隠れる場所を色々探したらパパの部屋にいました

ん?なんか冷たい?

もしかするとルチヲのおしっこかな?と思い、電気を付けようとしたら・・

えっ?つかない?

地震の次は停電の恐怖

何回かパチパチして付かずやっと停電に気づくsatt

しょうがないのでスマホで照らしてみると、怯えた様子のルチヲくんがいました

今まで一度も地震を怖がった事がなかったのに、寝てた時に突然きたからなのか、ガスの警報機がうるさすぎたのか相当警戒していました

そして案の定おしっこを漏らしちゃってました

暗い中おしっこを片付けて、体がガチガチにこわばったルチヲくんを抱っこして寝室に戻りました

スマホの充電は60%

スマホのゲームをした状態で寝落ちした自分が恨めしくなりました

余震と不安であまりよく眠れませんでしたが、なんとか朝がきました

ラジオも無いので情報ゼロです

いつ電気が復旧するんだろうと思いながらする事もなくゴロゴロ

テレビもパソコンもスマホも生活の一部になり過ぎて、停電だとする事が浮かびませんでした

旦那さまや友達から「ガスと水道は無事か?」と連絡がきました

場所によってはガスが出ない家や水道管が破裂した家なんかもあったそうです

我が家は無事でした

古い家では全壊してしまった家もあったというから、今回の地震の大きさを改めて怖く感じました

旦那さまが朝、家に帰ってきました

ガスは大丈夫なのでまずは食事にしようと早く悪くなりそうな物から食べることにしました

食材はまとめ買いをした直後だったのでたくさんあり救われました

街中が混乱している中、食材を探しに出かけるのは大変なので良かったです

食事をとったことで少し気持ちが落ち着いてきました

温かい物を食べるとホッとしますね

お米も圧力鍋で炊けたので調理で不便を感じたのは電子レンジが使えない事くらいでしょうか

停電の復旧

しかも我が家は当日の17時半には電気が使えるようになったので、普通にお風呂にも入れたし、テレビも見る事ができ、暗くて不安な夜を過ごすことはありませんでした

後に友人や家族に何時ごろに電気が使えるようになったか聞くと、こんなに早い家は他にありませんでした

道内の地震がなかった地域の人が一番遅く、翌日の19時半という人がいました

この頃、街中の信号はところどころ点いているところと点いていないところがあるようでした

そのせいで交通事故も起きていたようです

地震発生の当日はかなり救急車の音が聞こえていました

事故だけではなく、家の中で物が倒れて怪我をした人もいたのだと思います

sattの実家は札幌市の中でもよく揺れた東区なのですが、たんすが倒れたと言っていました

数日前の夕方のニュースでやっていましたが、家に蓄電池を備えていたお家は全然困らなかったとやっていました

数十万円かかるそうです

そのお宅には子供がいるそうですが、電気が着いた事で喜んでいたそうです

地震だけでも不安を感じている子供にとって、明るい事というのは大切なことなんだなと思いました

お店の様子

当日の朝、旦那さまが仕事から帰宅する時にガソリンスタンドは長蛇の列が出来ていたそうです

時間をかけて並んでも20ℓの規制をしていたガソリンスタンドもあったようです

sattは地震の翌日の午前中に近くの駅前にあるスーパーにお米を買いに出かける事にしました

Twitterでそこのスーパーが開いているとつぶやいていた人がいたので行ってみたのですが、それは間違いでした

なんでこういう大変な時に嘘の情報を流すんだろうと腹が立ちました

セブンイレブンは開店していましたが調味料とお酒くらいしか残っていなく、ローソンは閉まっていました

探せば開いているスーパーもあったのでしょうが、子供を抱っこしていたので帰りました

スーパーが営業するようになったのは、地震発生から二日後でした

普通に営業しているお店もあれば、ドラッグストアなんかは二組ずつしか店内に入れてくれないとか、入口で必要な物を聞かれて店員が取りに行くという販売方法をとっていたそうです

そんな事をしているので3時間も並んだという友達がいました

携帯の充電の為に4時間も並んだ人がいたとニュースでやっていましたが、sattはノートパソコンから充電出来たので困ることはありませんでした

ですが、せっかく充電があっても電波が2本くらいしかたっていなかったので、意味がありませんでした

そしてどういうシステムなのか知りませんが、停電が直ったら電波も直りました

ちなみにスーパーの食材ですが、停電の影響で品薄になっていた物はパン、もやし、納豆、豆腐、牛乳でした

一週間後に買い物に行った時の話です

その更に一週間後にはさすがに元通りになっていました

我が家の備え

我が家はほぼ地震に対する備えはしていませんでした

ただ、キャンプ用に買ってあったランタンが災害にも使えるという物で、ソーラーで充電できたり手回し発電機になっている物を持っていました

停電にあって一番欲しいなと思ったのは電池で見られるテレビです

ガスや水道が止まったら欲しい物はまた違う物だったと思いますが

両親や友人はこの地震を経て防災セットを買ったようです

かなり品薄状態らしいです

我が家は転勤族のため知り合いが常に側にいるとは限らないので、もっとちゃんと備えておかなければならないなと思いました

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