田舎での林業で働く青年のほのぼのな日常を描く神去(かむさり)なあなあ日常読みましたレビュー

「神去なあなあ日常」という本を読んでみようと思ったのは、著者の三浦しをんさんの作品が好きだからです

松田龍平さんと宮﨑あおいさんで映画化した、「舟を編む」の原作もこの三浦しをんさんです

ちなみに「神去なあなあ日常」も染谷将太さん主演で『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』という題名で映画化されているようです

知りませんでした

高校卒業と同時に三重県の山村に放り込まれた平野勇気19歳。林業の現場に生きる人々の1年間のドラマと勇気の成長を描く。美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ~!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。

最初にこの本で興味を持ったのは、神去?って何?、なあなあって何?という疑問を持ったからでした

神去→主人公の勇気が生活していく神去村(かむさりむら)

なあなあ→神去村の人々の口癖で、「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」「のどかで過ごしやすい、いい天気ですね」というニュアンスを持つ言葉

林業の話を書く事になったのは、三浦しをんさんのお父さんが林業の人だった影響らしいです

sattのおじいちゃんも昔林業をやっていた人なので、林業ってどんな仕事なんだろうと興味があり読んでみる事にしました

林業の事について丁寧に書かれていて、知らなかった事がいっぱいありました

横浜育ちの勇気が、お母さんと担任の先生の策略にはまって田舎の中の田舎「神去村」に行かなきゃならなくなるのは、ちょっとかわいそうな気がします

携帯も通じない神去村に着いたらすぐに、職場の先輩に池に携帯を捨てられちゃうし(笑)

最初は逃げ出してやろうとしていた勇気が、よそ者扱いを受けながらも、少しずつ努力を重ねて村の人や山の仕事に馴染んでいくところは、すごいと思うし応援したくなりました

田舎での常識と、都会での常識が違い過ぎてカルチャーショックを受けるなんていうのは、よくある話かもしれませんが、神去村のお祭りはあまりにも凄くて読んでいて笑えました

それに加えて、主人公勇気の恋愛も始まり続きが気になる~という感じで終わりました

なんといっても読みやすく、おもしろいので小説を読みなれていない人にもおすすめです

sattは今まさに田舎に住んでいますが、田舎の良さって「そうそう、住んでみなきゃわからないんだよ」なんて思いながら読みました

神去なあなあ日常の続き「神去なあなあ夜話」の感想は明日に続きます

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