最近は妊娠をしているため、妊婦におすすめの本なんかを探して読むようにしています
あんまりハードに動けないけど、楽しい時間を過ごしたいと思うのは妊婦でも一緒ですね
今回さくらももこさんの「そういうふうにできている」を選んだのは、雑誌のたまごクラブでこの本を紹介している人を見かけて読んでみようかなと思いました
今までにさくらももこさんの本は何冊か読んだ事があり、おもしろいのは知っていたのでますます読みたくなりました
平成7年に刊行された本ですが、今の時代に読んでもおもしろかったですよ!
早速レビューを書いていきます
10つの話
- 妊娠判明
- 悪阻
- 便秘
- 情緒不安定
- 不安
- 手術
- マタニティーブルー
- 粉瘤
- 命名
- 出発
この10つの題名がついた、妊婦が誰でも経験しそうな話が書いてありますが、さくらももこさんの考え方が独特すぎて誰もがこんな事は考えないだろうと思います
「妊婦判明」では、旦那さんの方が子供をつくる事に前向きで、トレンディ産院にしぶしぶ行ったり、基礎体温をでたらめにつけるももこさんがおもしろかったです
子供をつくる事に誰もが前向きとは限らないよな~と思いました
旦那さんに怒られたくない一心で嘘をつくって・・・笑
妊娠テスターの妊娠しているという判定を見て、夫婦で手を取り合って涙を流して喜ぶっていうのも我が家と比べるとかなり新鮮な反応に思えました
じんわりとお腹にいるんだなーとほっこりした気持ちにはなりましたけど、涙は出てこなかったですね
「便秘」の話はかなり笑えました
快便女王のももこさんがひたすら便秘と闘う話が書いてあります
sattも妊婦になって便秘を体験しましたけど、何日か出なくてもそこまで気にならなかったけど、普段から快便のももこさんにとっては一大事だったようです
結局1時間半も死闘を繰り広げたようです
この話は是非読んで欲しいです
「命名」では、子供の名前を提出しなければならない前日に夫婦で頑張って名前を考えている話でした
これを読んで、やっぱり我が家は生まれる前にいくつか候補をしぼっておいた方がいいなと思いました
慌てたくないですね
姓名判断で5つのパート全てが吉になる名前をつけてあげたいという熱意は感動しました
それから、名前の持つ音の響きも人格に大きな影響を与えるのではないかという考えが、sattも同じ事を考えていたので、やっぱりそうだよね~と共感しました
sattは自分の名前が小さい頃に、名前で呼ばれにくい名前だと思い嫌いでした
なので周りの人から気軽に呼ばれやすい名前をつけてあげたいなぁ~なんて思っています
姓名判断も気になりますが、苗字が既に凶なのでどうしようもない気もしますが(笑)
最後に
全体を通してももこさんは何回か情緒不安定になって涙を流しています
それわかるなーと思って
妊婦って妊娠していない時と比べて、突然不安に駆られたりするものなんだなぁと身をもって体験しました
それもこれもホルモンのせいだと、この本では書かれています
妊娠する前は、仕事で忙しくて帰って来るのが遅くなった旦那さまと、ほとんど話す時間が取れなくても全然平気だったのに、突然寂しく感じたり
出産で命を落としてルッチがママをずっと探し続けたらどうしようと悲しくなったりと、無駄な不安な想像をしたり、ホルモンって怖いですね
自分を自分でコントロールできない感じが怖いです
なので世の中の人がみんな妊婦さんを優しく見守ってくれたらいいなと思います