ヘルタースケルター見ました!
なんていうかすごいです
いつまでも記憶に残りそうな1本だと思います
まずはあらすじから振り返っていきます
あらすじ
芸能界の頂点に君臨するトップスターりりこ。彼女には秘密があった。それは、「目ん玉と爪と髪と耳とアソコ」以外は全部つくりもの―、全身整形だということ。手術の後遺症がりりこの身体を蝕み始める。恋人の御曹司は別の女と婚約し、生まれながらに美しい後輩モデルも登場。美の崩壊と、頂点から転落する恐怖に追い詰められ、現実と悪夢の狭間をさまようりりこ。それは世の中を騒然とさせる事件へと繋がっていく・・・。
原作は第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞の岡崎京子原作の「ヘルタースケルター」
最初は芸能界で大活躍するりりこ(沢尻エリカ)ですが、だんだんと歯車が狂い始めていきます
全身整形の後遺症はおでこや首の後ろ、心まで蝕み始めます
違法クリニックの整形で得た美しさは破滅を迎えます
献身的に支えるマネージャーの羽田(寺島しのぶ)の存在がありつつ、転落したりりこはどんな結末を迎えるのか
感想
一番衝撃的だったのは、エロいシーンが多すぎる事です
これはR15になるだろうなぁと納得です
蜷川実花監督作品なだけあって、色使いが素晴らしいです
主人公りりこの部屋は、全身整形のりりこらしい本人を表すようなゴテゴテと飾られた装飾と、偽者の窓
蜷川実花監督の世界観にどっぷり浸れる作品です
あまりにも過激な内容すぎて、映画の撮影後に沢尻エリカさんが体調を崩されたと報道されていましたが、感情をむき出しにするシーンが多く、常に裸に近い恰好をしているりりこ役は大きなストレスとなってしまったんだと思います
なんといっても、りりこの性格が悪すぎるんで(笑)
映画全体の内容としては、トップから転落していく様を淡々と見ていくという感じです
起承転結みたいな、おっとびっくりみたいな何かは起こりません
色んな口コミを見ると、原作のりりこと映画のりりこは捉え方が違っているような書き込みがあり、原作の漫画が気になるところです
最大の見どころは、沢尻エリカさんの美しさです
それだけでも見る価値ありだと思います
これはゴールデンタイムのテレビ放送とか無理だろうなぁ
それから、窪塚洋介さんも出ていましたが、テレビでよく見ていたあの時期と変わらず、雰囲気があってかっこよかったです